ブック2

□絶対世界論
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―世界―





僕が当たり前の様にこの世界にいるのはきっと…




ううん、絶対にラクスのおかげだと思う。









『世界は貴方のもので、貴方は世界のものなのだと…。
貴方を見つけて私は幸福になりました!
…貴方に、いてほしい。私は…。』



その言葉と、
僕の世界になってくれたラクスと僕を繋ぐ指輪をくれたその時から、僕はラクスなしじゃダメになった。






地球に降りるときだって、本当は僕がラクスにそばにいてほしくて連れて行こうとしていた。

でも、彼女は



『私が貴方のそばにいたいのです。
…そばにいて良いですか?』



そう言って、僕の手を握ってくれた。




いつもいつも
僕を必要としてくれたラクス。








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