ブック2
□貴方に真っ直ぐ恋してる
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彼と出会ったあの日はどしゃぶりの雨。
傘をさしながら、毎日の日課であるピンクちゃんの散歩をしている時だった。
―ビュゥゥウウッ
強い風が吹いて
その風に傘があおられて、バランスを崩した時…
『危ない!!』
『……っ…!』
転びそうになった体が、後ろから何かに支えられていた。
ラクスは何が起こったのか瞬時に判断出来ず、ゆっくりと後ろにいる何かを見た。
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