ブック2
□それは、哀しい物語。
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産まれてすぐ僕は母親に捨てられて、孤児院で育った。
その時から僕はずっと独りでいた。
笑顔を見せたことなんて一度もない。だから、みんなから嫌われてた。
何もかもが煩わしくて僕は孤児院から出ていった。
寝る所もないし、食料のアテもないから毎日死にそうになった。
あれから何年経ったんだろう?僕はすっかり闇に慣れていた。
「貴方の瞳はとても綺麗な色をしてらっしゃるのですね。」
出逢いは、本当に突然だった。
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