ブック2
□幸せの鐘が響く時
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「隊長〜!大変です!!」
ざわつく教会内で一際大きな声でダコスタは叫んだ
「ん〜?何だ?」
「大変なんです!教会の周りに取材陣が100くらいいて…っ」
神父様と式の確認をするバルトフェルドに息を切らしながら、ダコスタは伝えた
「ん〜、困った奴らだなぁ」
バルトフェルドはどこか面白そうにそれを聞いた
「ちょっと君達!暇そうだから、何とかしてきてくれないか?」
そう言ってバルトフェルドが指名したのはかつてのアークエンジェルのクルー達
こういった場に慣れないのか、さっきからそわそわしていた
「君達も、お願いできるかね?」
ちらっと視線を送った先にはイザークとディアッカ
「よっしゃ、手ぇ貸すか!」
「ふん!」
指名された二人はアークエンジェルのクルー達と共に教会を出ていく
「頼んだよ〜」
バルトフェルドの声援にディアッカは軽く敬礼して応えた
「いやいや、どっから漏れたんだか…“平和の歌姫と自由の騎士の結婚”ってのは」
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