ブック2
□＊２月５日＊
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《ﾄﾘｨ！ﾄﾘｨ ﾄﾘｨ》
《ﾊﾛｰ！ｵﾏｴｹﾞﾝｷｶｰ？》
『ふふっﾋﾟﾝｸちゃんたら、お友達が出来て嬉しそう』
『そうですね。ﾄﾘｨも楽しそうだ』
何をするわけでもなく、ただﾄﾘｨとﾋﾟﾝｸちゃんが遊んでるのを見てるだけ
でも、今日は少し違った
『ｷﾗ様、あの―』
『はい、何ですか？』
人指し指と人指し指をちょこんと合わせて
ちょっとうつ向き加減で彼女は
『お願いがあるんですけれど…』
と言った
彼女からのお願いは今回が初めてって訳じゃない
どうせ「お部屋の外に出たい」とかだと思った
『部屋から出るのはだめですから』
言われる前に断ったんだけど
『いえ、違います』
ちょっと、拗ねたように口を尖らせた
そういう顔も可愛い
と思いつつ
首を傾げた
『じゃぁ、何ですか？』
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