ブック1
□粉雪
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「セラ、キラを起こしてきてくれませんか?」
ラクスは胸の前で両手を合わせた
「え〜…」
セラは目を瞬かせる
「…駄目ですか?」
ラクスは眉を下げる
「だってお父さんっていくら呼んでも起きないんだもぉんっ」
セラはぷくっと頬を膨らませる
その姿はなんとも
可愛いらしい
「あら!それなら良い方法がありますわっ」
そういってラクスはセラの耳に口を近付ける
「――……」
「…それでお父さん起きる?」
「バッチリです!」
ラクスはセラにウィンクする
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