ブック1

□恋人がサンタクロース
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キラとラクスがキッチンから戻ってきて、やっと全員が揃った広いリビングには
先日キラとバルトフェルドが子供達と一緒に飾り付けたクリスマスツリーがキラキラ輝いて、とても綺麗だった。





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食事を済ませ、メインのケーキもあっという間にたいらげた子供達は寝る準備に入っていた。



「早くサンタさん来てくれないかなぁ〜」

「今年は何をくれるのかなぁ?」

「早く寝たら、早くプレゼント来るんじゃない?」


サンタクロースの話題で盛り上がる子供達達に、ラクスは堪えきれずに微笑む。



「さぁ、もう寝ましょうね?」


ラクスが両手を胸の前でパンッと叩くと、子供達は両手を上げて返事をした。



ドタドタと音を立てて部屋へ入っていく子供達は、どこかソワソワしている。

サンタクロースからのプレゼントが楽しみで仕方ないのだろう。



子供が一人残らず部屋に入ったのを確認すると、キラがラクスに向かって微笑んだ。


それを受けてラクスも微笑み、お互いに頷く。








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