ブック5

□光溢れた日、その瞬間
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―ああユフィ、


僕は君のために死んでいきたいよ。
君を支え、守り、それを誇りとして死にたい。
そして…
俺は君と共に生きていきたい。
君を支え、守り、君と共に歩きたい。



そう願う自分は、やっぱり可笑しいし、なんて傲慢なんだと思うけど、でもそんな自分でも良いと思えるんだ。



自分は許されるべきではないと、償いをしなくてはいけないと、今でも思う。きっとこれから先も、それは変わらないんだろう。





ただ、死ねるのならユフィのために。
生きていけるのなら、ユフィの隣で。
そう、思うんだ。
そうでありたいと、望んだんだ。





改めて差し出された、彼女の騎士という証。

常に彼女の傍に在り、彼女を支え、彼女の為にこの命を捧ぐ、証。



それを彼女の手ごと両手で包み込む。



「イエス、ユア、ハイネス」


誓いの言葉が、自分でも驚く程に穏やかな声が出た。


こんなに優しい自分の声を聞くのは久しぶりで、なんだか恥ずかしくなる。







「スザク、大好きです」


「…うん。
うん、僕もユフィが好き」








君に恋に落ちた。
これから、よろしくお願いします。





 
 



end.
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