ブック3

□ダージリンの香りに誘われて
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キラ君は、あれ以来すっかり保健室に居座るようになってしまい
わたくしの悩みの種になった。




よく言う、
目の上のタンコブみたいなものだろうか。




しかし、
馬鹿な子ほど可愛い
とも、よく言う。






なんだかんだで
わたくしはキラ君が可愛いのだ。










―季節は過ぎて、彼は高校2年生。

その冬、
彼に初めての彼女が出来た。







【ダージリンの香りに誘われて】








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