ブック3
□かえるの王子様 X
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「よし、じゃあラクスに会いに行くぞ!」
アスランはそういって、僕を自分の頭に乗せて馬に跨った。
「頑張れよ、キラ!」
カガリはガッツポーズを作って、馬を走らせる僕とアスランを見送った。
ふつう、
〇〇大国に行くには半日かかるらしいけど、アスランは近道を
……いわゆる獣道を通ったため、たった数時間で目的地に着くことが出来た。
「俺が、助けるのはここまでた。」
アスランは国の入口付近で馬を止める。
「うん、ありがとう。あとは、僕が頑張る。」
アスランは
男の僕でもカッコイイと思ってしまう顔で笑って僕を送り出す。
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「…キラ!」
僕は、かえるの姿に感謝した。
国に入るのも、城へ侵入するのも
とても容易く出来たから。
「ラクス…!」
離れて、まだ1日も経っていないのに
随分、久しぶりに感じるラクス。
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