ブック3
□死に逝く鳥に愛の言葉を囁いて/V
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何がどうなって
これからどうするんだろう?
脳裏に焼き付いて離れない彼女の姿が胸を締め付ける。
どんなに呼んでも開かれない空色の瞳。
力なく揺れる手。
青ざめていく、顔。
消えろ……
消えろ消えろ。
鳥は疲れた羽根を休めるために木の枝に止まる。
でも、その疲れをとってしまえば
またあの遠い空へと飛んで行ってしまう。
彼女は…
彼女も?
鳥と同じように飛んで行くの?
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