ブック3
□学パロ Ⅱ
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私立SEED学園高等部に
一人の転校生がやって来た。
キラ・ヤマト(17)
容姿淡麗、成績優秀、運動神経も良好。
生徒会長アスラン・ザラの幼馴染みでもあるその転校生は
中高問わず、学園内の女子の間で密かなる人気を博していた。
誰もがキラに好意を持つなか、唯一敵対心を持つ者が…。
ラクス・クライン(17)
理事長の一人娘であり、キラ同様に容姿淡麗、成績優秀…。
全男子生徒の憧れの的。
「もうすぐ10月になるのにまだまだ暑いなぁ…。ラクス、お茶飲みたいな。」
「…どうぞっ。」
教室の一角で、美男美女と噂される二人が方を並べて座っていた。
周りから見れば、
二人は付き合っていてお似合い。
甘い空気が漂っていて、放っているオーラが輝いていて非常にまぶしい。
しかし、当の本人達の間にそんな空気など流れていなかった。
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