ブック2
□疑惑のblood type
1ページ/8ページ
「あらあら?」
涼やかな昼の礼拝堂。
神に祈りを捧げているのかと思いきや、
少女は真剣に読み入っていた雑誌から顔を上げた。
「まぁ、…そうでしたの」
そう呟くと、
パタンと雑誌を閉じて少女は腰を浮かす。
「確かめねば、なりませんわね。」
足取り軽く、
礼拝堂を出る少女。
―礼拝堂を、一体何だと心得る?
→
→
次へ
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ