NOVEL3
□涙の理由
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今日は、友達と遊んで帰るからと言って、女友達と遊びに行ってきた。
プリクラ撮ったり、雑貨屋に行ったりして、最後はミスドでドーナツ食べながらいろんな話してた。
「最近、なんか美依、色っぽくなってよね」
「そう?」
「彼氏いるでしょ」
「ぅ…ぅん…」
「誰?」
「秀先輩に決まってんじゃん」
「………」
アタシは恥ずかしくなってうつむいた。
「美依、キスマークついてるの気付いてないでしょ?」
「エッ?!」
「ほら、絆創膏で隠しな。貼ったげるから」
アタシは友達と別れたあと、真っすぐ秀の部屋へ直行した。