「く…っ…ぁ…」


教室の一番後ろ。
今はHRの真っ最中。
綱吉は自分の席で小刻みに体を震わせていた。
顔は真っ赤に紅潮し、息は荒い。

「あ…もうだ、めっ!」

机に突っ伏し、綱吉が小さく叫んだ。


『キヒヒ、もう駄目なのかい?』


同時に、甲高い小さな声。
ゆっくりと勝手に下がる綱吉のジッパー。
その中から現れたのは、

『相変わらずだらしねぇな、綱吉』

綱吉の親指ほどの小人だった。

「願っ、もうやめてっ、このままじゃ俺…」
『何情けネェこと言ってんだよ。俺たちはまだまだ満足できネェんだからな。我慢し続けろ、キヒヒッ!』

小人は愉快そうに笑う。
下着の中から、ピチャピチャと小さな音。
今出したばかりの精液を、舐められている音だった。
小人が「俺たち」と言った通り、すぐに何匹もの小人がワラワラとジッパーの隙間から顔を出して綱吉の様子を伺ってくる。
口元を精液で濡らしながら。

『おい、お前らもう一回やるぞ。定位置に戻れ』

親玉らしい小人が声をかけると、他の小人達もキヒヒと笑いながらモゾモゾと綱吉のズボンの中に戻っていった。

「んっ!!や…ん!!」

また、綱吉の苦痛が始まる。
懸命にこらえるが、どうしても震えが止められない。
それもそのはずで。
綱吉は今、全ての性感帯を小人に犯されていた。

「ん、んぅ…!」

シャツの中の胸の突起に位置する小人は、それにぶらさがって遊んだり、噛んだり舐めたりして突起を常に尖らせる。
ズボンの中にも勿論小人が位置し、先端を二人掛かりで吸い上げたり、面白がって小さな腕を押し込んだり。
綱吉自身に何匹も絡みつき、たっぷりと弄り回していた。
それだけでは飽き足らず、小人は綱吉の尻を少し上げさせ、その秘部にも群がっていた。
その上どこから仕入れてきたのか、ローターを持ち出して綱吉の中にグリグリと押し込んで遊ぼうとする。
しかもローターは一定の強さではなく、小人たちが綱吉の様子を伺いながら強弱をリモコンで調節しているから質が悪い。
少しでも油断していると、いきなりローターを最強にされてうっかり声を出しそうになってしまう。
全ての場所を刺激され、けれど声も出せず、綱吉にとっては地獄の苦しみだった。

(何で…こんなっ!!)

人間対小人だ。
綱吉が本気を出せば小人たちを撃退することは出来るはず。
しかし、小人達は頭が切れた。

俺は淫乱で変態です。
お○んぽ大好き。
いっぱい犯して下さい。

等、恥ずかしい言葉を綱吉が寝てる間に顔以外の体中に油性ペンで落書きし、もし逆らうなら学校で服を脱がすと脅してきたのだ。
綱吉は泣く泣くそれを受け入れるしかなく、今に至る。

『おい、見ろ。綱吉』
「っ!」

下から綱吉を呼ぶ小人の声。
潤む瞳を向けると、小人が笑いながら再び勃ち上がっていた綱吉のモノを舐めていた。
けれど、綱吉が驚いたのはそんなことにではない。

『見つからないといいナァ!キヒヒッ!』

小人たちが、懸命に綱吉自身をジッパーの中から外へと引き出していたのだ。
急に外気に曝されたそれはヒクヒクと反応し、小人達が舐めあって更にその存在を誇張させる。
有り得ない事態に、綱吉の首筋を冷や汗が流れていった。

「な、何やってんだよ、やめろ、やめろよっ!」

周りに気づかれないように小声で叫ぶが、勿論意味は持たない。
動かそうとした腕は、すでに小人によって拘束されていた。

『やめろっていうのは、もっとやってってことだよな?キヒヒヒヒッ!!』
『もっと辱めてくれってことだろ、キヒッ!』
「違っ、何言って…!」

『安心しろ。俺たちは優しい御主人様だからな…キヒヒッ!!』

小人が全員で笑い出す。
すごく、嫌な嫌な予感。

「お願いだから…もう……」

息を飲み、懇願しようとした瞬間だった。



「じゃあ沢田君、立って」



心臓が、止まりそうになった。
ゆっくりと視線を上げるといつの間にか目の前に立っていた先生と視線がかち合う。

「どうしたの、さっさと立ちなさい」

そんなこと出来る訳がない。
けれどこの状況を説明できるわけもない。
頭の中がグルグル回って、もう何も考えられない。


『興奮しすぎてイっちまうなよ?キヒヒヒッ!!』


先生の肩の上、小人が愉快そうに声を上げて笑っていた。






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