炎ツナで除毛プレイ。
…だけど実際除毛のとこはあんまり書いてません。
ラブラブほのぼの炎ツナだよ!















「ツナ君に、それは必要?」
「えっ!?」

炎真の真面目な表情と、急な問い掛け。
綱吉は動転した。

今、危うく大変な事態になるところだった。
けれど、一体何が?と炎真に返す間もなく、炎真は眉ひとつ動かさずにさっさと綱吉の隣を離れて出て行ってしまう。

「じゃ、ツナ君。ごゆっくり」

トイレから。

「え!?ちょっとま!エンマ君!」

炎真のせいで的を外してしまいそうになった体勢を建て直し、事を終え。
慌てて綱吉も、炎真の後を追いかけてトイレを後にする。

「そんな慌てなくてもいいのに…」
「わ!エンマ君!?」

扉の横に、教室に戻ったと思っていた炎真が佇んでいた。
大袈裟な程に驚く綱吉を見て、クスクスと楽しそうに笑う。
何だか恥ずかしくなって、綱吉は唇を尖らせ頬を少しだけ赤らめた。

「もー。笑わないでよ!」
「うん、ごめん。あ…今日もツナ君の家行くね?ツナ君の警備の当番、代わってもらったんだ」
「え!あ、そーなんだ。うん…うんっ!」

ほんのり赤い頬のまま、綱吉が嬉しそうに頷くのが嬉しくて。
炎真も伝染したように頬を染め、コクコクと小さく頷き返して表情を綻ばせた。
さっきの問い掛けのことなど、2人ともすっかり忘れて。



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「ただいま、ツナ君」
「おかえりエンマ君!どこ寄ってきたの?」
「うん。…ちょっと」

寄る所があるから先に帰って待ってて欲しい、と炎真に言われ、部屋で一人ゲームをしていた最中。
予想よりも早く炎真が帰ってきて、綱吉はゲームを置きいてぱっと明るい笑みを浮かべた。

「今日は、ツナ君に大事な話がある」
「大事な話?」

何だか思い詰めたような顔をして炎真が腰を降ろし、ぽんぽんと座布団を叩いて隣に座れと綱吉に目で訴えかけてくる。
一体何だろう。もしかしたらマフィア関係の話かもしれないな、と綱吉も息を飲んで炎真の隣で膝を抱えた。

「今日、あれからずっと考えてたんだけど…」
「あれから?」
「うん。それで、ツナ君にあれはやっぱり必要ないと思った」
「そっか。……って、え!?」

真面目な顔のまま、炎真が綱吉のベルトに手をかけてくる。
綱吉はまた動転した。

「ななな何の話してんの!?エンマ君!オレ全然話見えないんだけど!っていうか手はなして!」
「だめ。ちゃんと買ってきたから…安心して」
「かかか買ってきたって何を…ってぎゃああああ!」

綱吉は動転したまま絶叫した。
炎真が鞄から出したのは、何故か剃刀とシェービングクリーム。
意味がわからない。理解が出来ない。

「ツナ君に必要ない。絶対必要ない。…ここの毛なんて」
「毛!?毛っ!?」
「毛」

一体何の話をしているのかと、余計に混乱する。
けれど炎真の表情は深刻さを増す一方で、綱吉は強引に理解させられていく。
炎真が、自分のあそこの毛をこの剃刀で剃るつもりなのだと。

「ない方がいいよ。絶対いい。無くなったところで、困ることもないし」
「いやよくわかんないけど困るし!そそそそういう問題じゃ…!」
「それに、あれがなくなったら…ツナ君がもっと可愛くなる」
「ならなくていいよ!」
「ツナ君が可愛くなったら、僕…すごく、嬉しい」
「う…!」

綱吉はこれに弱かった。
炎真の、あどけない微笑み。
この純真な微笑みを向けられてると、嫌だと首を横に振れなくなってしまうのだ。
…例え、炎真の言っていることが純真に程遠いことであっても。

「もうっ!わかったよ!エンマ君の好きにすればいいよ!」
「…うん。ありがと。好きにさせてもらう」
「あ!ちょ…っ」

綱吉のそのヤケクソを待っていましたとばかりに、炎真が再びベルトに手をかけてあっと言う間に抜いてしまう。
だけどいいと言った手前、抵抗しににくて。
ズボンを脱がされ下着にされて恥ずかしくても、ただもじもじと脚を擦り合わせる事しか出来なかった。

「安全剃刀だから大丈夫。僕でもヘマしないよ」
「そういうことじゃ…んっ!」

下着もあっさりと脱がされ、すぐに下半身だけ裸にされてしまう。
見せるのは初めてじゃないけれど、やっぱり慣れなくて恥ずかしくて。
自分だけが脱がされているこの状況に、余計に羞恥を煽られる。

「まずはクリームから塗ろう」
「ひ…!つめたっ…」

冷たいクリームの感覚に、高い声が喉を出て震え上がってしまう。
それを見た炎真の表情に、嬉々とした色が差し込んでいく。

「でもっ、エンマ君!オレっ、そんな生えてないよ…!」

自分でこんなこと言うの嫌だけれど、そう思った。
周りに比べて自分でも解るほど、綱吉のそこは薄いものだったから。

「でも、生えてるよ。少しでもツナ君に似合わないよ」

真面目な顔でそんなこと言われると、何て返していいのか解らない。

「最初は抜いてあげようと思ったんだけど…抜くのは痛いよね?ツナ君に痛い思いはさせたくないから…だから剃る」
「エンマ君…」

こんな訳の解らないことを言われているのに、綱吉の胸はきゅうんと締め付けられてしまう。
エンマ君優しい…だなんて嬉しさを覚えて。
自分はきっと、頭も身体ももうどうにかしてしまっているんだと思った。

「ちゃんと脚開いて、押さえててね?」
「う、うん…」

左右に大きく脚を開かされ、それを自分で押さえる。
その間にエンマが入ってきて、羞恥に体が震えた。
これは仕方ないことなんだと自分に言い聞かせても、恥ずかしいものは恥ずかしい。
体が熱くなってしまう。

「ツナ君、身体まで真っ赤だね。恥ずかしいの?」
「恥ずかしいにっ、決まってるだろ…!だから、早く…ん!」

はじらう唇に、触れるだけのキス。

「可愛い、ツナ君」
「ば…っ」

バカと最後まで言えないのは、やっぱり目の前の炎真の、この微笑みのせいだ。
これを見せられたら何をされても許してしまうんじゃないかと思う自分に、恐怖すら感じる。
でも、今はこれから逃れる術が解らなくて、引き摺られる。

「あ…っ、」

炎真の手付きに、冷たい剃刀の刃の感触に、翻弄されていく。
自分の陰部に伸ばされる指を見つめながら、綱吉は自分の足を押さえたて小さく震えた。

「剃るよ?」
「ん…っ」

申し訳なさ程度に生えていた毛が、ショリショリと刈り取られていく感覚。
炎真の手によって、恥ずかしい場所が更に恥ずかしい場所へ変えられていく。

「あ…もう終わっちゃった」

元々少ないものの除毛など、すぐに終わってしまう。
炎真が少し残念そうに呟き剃刀を置いて、今度は濡らしたタオルで綱吉のそこを拭いていった。

「あっ、やだ…見ちゃっ」

綱吉の言葉も虚しく、そこを隠していた泡を拭われていく。
露になる、幼児のようにツルツルにさせられてしまった場所。
恥ずかしさに耳まで真っ赤にさせる綱吉とは対照的に、炎真は瞳をキラキラと輝かせた。

「うん!やっぱり、この方がいい…!」
「やっ!」

綱吉が目を見開いて飛び跳ねた。
炎真がいきなり、綱吉のものを握ってぱくりと咥えてきたから。

「やっ…やめ、エンマく…!」
「きもちい…?ツナ君の、もうこんなおっきくなってるよ?」

スリスリとツルツルになった部分を撫でられながら、ちゅちゅっと可愛い音を立ててまるでアイスでも食べているみたいに、先端を吸われて熱い舌で撫でられる。
唇を使って優しく剥いてやれば、綱吉の愛らしいものが顔を出した。
それを舌先でチロチロと愛撫すると、綱吉はすぐに反応して硬くなり炎真の口元を緩ませる。

「つるつる…可愛い…」
「やっ、や!」

今度はくちゅくちゅと軽く扱きながら、剃ったばかりの部分を丁寧にペロペロと舌で拭われる。
本当に嬉しそうな目をして、炎真はそこを何度も何度も舌先で撫でた。
綱吉の昂ぶりが、炎真の唾液以外のもので濡れていく。

「ツナ君、すぐいっちゃうもんね…?」
「んっ!」

シャツの中にも手を伸ばして、もうコリコリになっている乳首をきゅっと摘んでクニクニと潰しながら、ちゅうっと小さな袋に吸い付いて中のものをコロコロと転がした。
激しい快感が走って果てを感じて、綱吉は何も出来なくなってしまう。

「エンマく…っ」

だけど今は、そんな激しい快感よりももっと炎真のぬくもりが欲しくて。
綱吉は自分を弄る炎真の指を、ぎゅうと掴んだ。
その指にきちんと指を絡めて、顔を上げた炎真がまた微笑む。
何かを悟ったように小さく頷いて。

「キスしながら、いく?」
「うん…うんっ、」

炎真が身を乗り出せば、すぐに綱吉が苦しい位に強く抱き締めてくる。
腕の中で必死に頷く綱吉が可愛くて、何回もキスをしながら、炎真が綱吉のものを扱きあげた。
互いの名前を夢中で呼びながら。
互いの唇の感触を確かめ合いながら。
炎真は、手の中に綱吉のとっておきの温もりを感じた。




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「でもっ、やっぱりいきなりひどいよ!こんなの!」

手に付いたものを舐めようとする炎真を取り押さえ、その手をティッシュで拭いながら。
綱吉がまだ納得出来ないように唇を尖らせる。

「じゃあ…ツナ君も、僕のする?」
「え?」
「そしたら、オアイコだよ?」

剃刀を渡され、首を傾げられた。
そんなことしないよ!とすぐに押し返そうとしたが、やっぱり、悔しいという気持ちがどこかにあって。

「…じゃあ、エンマ君も脱いでよ」
「うん」

何故か、こんなことになってしまっていた。
恥ずかしがる素振りなど全く見せずに簡単に下半身を晒す炎真に、こちらが恥ずかしい思いをさせられる。
薄く開いた瞳に映るのは、自分よりも少し大人の生え方をしている赤い茂み。

(身長は同じくらいなのに…!)

今までこうして気にしたことなどなかったが、自分とは違うその場所。
でも今となっては、悔しいんだが恥ずかしいんだか解らない。

「早く、ツナ君」
「わ、わかってるよ!」

何で辱める側のはずの自分が急かされているんだろう。
焦る手付きで、綱吉が炎真のそこにクリームを塗っていく。
その冷たさに、炎真も小さく震えた。

「そ、そるよ…?」
「うん」

人の毛を剃ることなんて初めてで、安全なんだと解っていても少し怖くて。
指が震える。
けれど、大丈夫だよと炎真に手を握られると本当に震えが止まって、何だかおかしくて笑ってしまう。

「ん…っ、」

炎真の声と確かな感触に、今自分が本当に人の毛を剃っているんだと自覚する。
ゆっくりと、綱吉はそのまま炎真の赤毛を剃り落とした。

「あ…エンマく…」

けれど、それは半分まで至った頃。
エンマの変化に綱吉の手が止まって、再び頬が赤くなっていく。

「ごめん。ツナ君にされてるって思ったら…興奮しちゃった…」

確かに、炎真のものが熱を持ち始めていた。
どうしていいかわからず混乱する綱吉を、炎真が見つめてくる。
何か期待した瞳をして。

「今日は、特別だからねっ」

でもその期待を裏切ることなんて、もちろん出来なくて。
綱吉は残りの毛を剃りながらエンマの先端を浅く咥えた。
手の動きに支障が出ないようにちゅるちゅると唇で扱きながら、少し手馴れてきた動きでショリショリと続きを剃っていく。

「は…ツナく…きもちいっ…」

炎真が快感に眉根を寄せるのが、嬉しくて楽しい。
綱吉はいつの間にか剃刀よりも、炎真を責めることに夢中になっていた。
根元を手で扱きながら、ちゅうちゅうと強めに吸い上げ先端に舌を絡ませていく。

「あ…も…でちゃ…」
「う、ん…っ」

このまま出して、と首を振る。
持っていた剃刀を退かされ変わりに炎真の指を絡められて握られた。
そしてすぐ、綱吉の口内に熱いものが溢れた。



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「あはは、ツナ君。僕の剃り残してる」
「だってエンマ君が、あんなことさせるから…っ!」
「僕は口でしてなんて、一言も言ってないよ?」

エンマの意地悪に、綱吉が頬を膨らませてそっぽを向く。
けれどすぐにごめんと素直に謝られれば、これ以上拗ねる事もできなくて。
本当に自分は炎真に弱すぎる、と綱吉は恨めしそうな目をして炎真と見詰め合った。

「でも、嬉しい」

炎真が、またあのあどけない微笑みで笑っている。

「ツナ君、恥ずかしいのに僕のためにしてくれたし」
「…や、やめてよ!ホント恥ずかしいよ!」
「それに」

今までで一番瞳をキラキラさせて、炎真は言った。

「これで僕達、もう僕たち以外の前で脱げないよね?」

2人だけの秘密だね、と嬉しそうに炎真が唇を寄せてくる。
こんな秘密なんて嬉しくない!とそれをさっと避け、綱吉は溜息と一緒にまた恨めしそうな瞳を向けた。

「…本当は最初からそれが目的だったんでしょ、エンマ君!」

どうかな?と悪戯っこみたいに無邪気に笑う、初めて見た炎真の笑顔。
その発見が嬉しくて、再び寄せられた唇を避けるどころか自分から口付けてしまうなんて。

やっぱり自分はどうかしてる。
と綱吉は炎真を抱き締めて幸せそうに笑った。




















ほんとにどこ向かってんだよこのサイトは。
あさっての方向だよ!わあ!

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