今回の人気投票結果を白馬炎ツナ的にまとめてみた。
3人の見苦しく口悪い自虐ネタ注意。
※ネタです








「今日は月曜。決戦だな」

ホストクラブ「reborn」のホストであるディーノは、一人不敵な笑みを浮かべてみせた。

「売り上げ8位!このオレが今日こそアイツの心を射止めてやるぜ!」

8位とかめちゃくちゃ微妙なんですけど!
というツッコミは、実は本人が一番気にしているのでこの場合してはいけない。

「ふふふ…笑わせないでくれるかい跳ね馬チャン。可愛いあの子のハートはもう既にこの僕のものだよ!」

そんな、一人意気込むディーノの前に唐突に現れた白い人影。
それを見たディーノは、何ていうかものすごく哀れみの眼差しと微笑みを浮かべた。

「あ、売り上げ14位の白蘭…」
「あはははっ!…その哀れみの表情といちいち順位言うの止めてくれるかな…?」

早速ペースを崩された白蘭(売り上げ14位)だが、こんなことに屈している場合じゃない。
咳払いをしつつ体勢を取り戻し、いつもの裏のある笑顔で白蘭はディーノに微笑んだ。

「そうやって余裕かましてられんのも今のうちだけだよ♪あの子の指名はこの僕が……ぐあっ!」

そんな白蘭の体勢を再び崩す者。
偶然を装ってわざと白蘭にぶつかり転ばせるなんてちょっと卑屈なことをしちゃうのは、赤い髪の新人・炎真だった。

「あ、ごめん…と思ったら入店数ヶ月の僕に早速売り上げを抜かされた14位の人か…」
「貴様だけは許さないからね僕ホントに!っていうか君が売り上げ伸ばしたのは、まだ猫被ってる状態だったからっていうのを忘れないでほしいな!勘違いも甚だしいよこの根暗二重人格!」
「負け惜しみは見苦しいよ、もう過去の人…。だからあの子のことは僕に任せて大人しく引退したらいいと思う…」
「あああもういい加減我慢出来ない!うらあああ今日こそ消してやるううう!」
「待てよ13位と14位!お前達、綺麗に並んでるんだぜ…?仲良くしろよっ☆」

その後はもう、収集などつかず。
3人の醜い泥沼戦線が始まる!と思った時だった。


「あの、すみません…」


開かれる扉と、そこに立つ小さな人影。
あんなに喚いていた3人が一瞬で静まり、目の色を変える。
ハートマークを象った、トキメキのピンク色に。

「ツナ!」
「綱吉クン♪」
「ツナ君…」

そう、彼こそが三人のお目当て客、沢田綱吉その人だったのだ。
綱吉の指名を取るのは自分だ!と燃え上がる3人の前で、綱吉は恥ずかしそうに俯く。
けれど、顔を上げると何かを決意した瞳。
それで見つめたまま、ゆっくりと唇が開かれていく。
赤く熟れた唇が紡ぐのは、3人に夢を与える魔法の言葉。




「雲雀さん指名でお願いします!」





(((ですよねーー!)))



完。









結論:売り上げ1位は伊達じゃないのだぜ。

この後
「邪魔だよ君たち」
「フン…別に待ってた訳じゃないけど、たまたま時間空いてるから今日は最後まで付き合ってあげるよ。綱吉」
「雲雀さん…!」(きゅん)
「あ、誰でもいいからヘルプしてくれる?そこの邪魔な人たち」

(くそ…!腹立つ!誰がヘルプなんか…)←3人

「僕(オレ)がやりますっ!!」


ヘルプでも傍にいたい。
これが本当の愛なのである。
え?なにを言っているんだろう。

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