*過去拍手話A

□胡桃色乙女とサンタクロース、18年目の 贈りもの
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あたしのクリスマスは、幸せな思い出ばかり。






お兄ちゃんがいたころは、必ず枕元にあったプレゼント。




たつきちゃんや友達と過ごすようになってからは、一人暮らしの私に遠慮したのかポストだったり、
高校生より小さな子優先のために宅配便だったりもしたけど、必ず届いたプレゼント。




ずーっとずーっと届いたプレゼント。
毎年あたしなんかのことを忘れずに見守ってくれる優しい気持ちと一緒に。




だから、2つもプレゼントが貰えるあたしはきっと誰よりも幸せなんだよって黒崎くんに話すと、
「良かったな」「今年は俺んちだから、遊子たちもいるし枕元に届けてくれんだろ」って優しく笑って聞いてくれたから、
また幸せな気持ちになった。









「ほら、一兄。織姫ちゃんぐっすりだし、今がチャンスだって」
「お兄ちゃん、そっとだよ、そっと!織姫ちゃん、起こさないようにねっ」
「わかってるって」
「ついでにちゅーでも一緒にプレゼントしてきたら?」
「なぁっ!?」
「「しーっ!!」」
「一護がやらないならここは父さんがちゅ〜ブッ!!」
「くたばれクソ親父」









ほらね?
今年は4つももらえる優しい優しいプレゼント。
きっとあたしは、今年も世界で一番幸せ。









サンタさん、愛してくれてありがとう。






サンタさん、いつもそばにいてくれてありがとう。










「黒崎くん、見て見て!!サンタさん来てくれたよ!!」
「良かったな、井上」









サンタさん、大好きだよ。









*2014.12.25

あたしは幸せです。




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