MAKE U WET〜Chapter2〜

□SONG集
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松岡×長瀬 「1582」

SONG BY 亀梨和也

(将軍×陪臣パロ)

Vo.said…


「将軍様ー?将軍様?」


わたしは、あなたに会えるとおもうだけで

指先まで支配される感覚に襲われている。


「おいおい…。とも、うるさいぞ?いつも、静かにと…言ってるだろう?」


あなたの姿を見るだけで

狂おしほど体も心も痺れてる


「将、軍…様ぁ。」


姿が見えると、わたしは全身の力が抜けた


「イイコだ…」


将軍様…マサヒロ様はそんなわたしをいつも優しく抱きしめてくれる。

頭の中はマサヒロ様で壊れてる


「とも…。今日も我慢、出来たのか?」


ニヤと笑って…

慣れた手付きで着物をほどく


「はい…。」


マサヒロ様の指先がモノに当たったかと思えば…


「とも、我慢出来たご褒美…」


朱(あか)い唇がわたしの唇に重なる

また心が痺れる…。


「ハァ…ハァ…」


息が、踊る…

身体が乱れていく…


「とも…愛してる」


わたしは今、どこにいるかわからないくらい…気づくと暗闇…

マサヒロ様がわたしの名を呼ぶ声だけがわたしがマサヒロ様の近くにいるという目印…

最後は、決まって…

マサヒロ様の血に溺れて染まる


「大丈夫か?」


ぐったりする、わたしをまた優しく抱きしめてくれる。


「…はい。」


その瞳にわたしは映ってますか?


「…そうか。…じゃあ、またな」


マサヒロ様とお逢いできるのは、本の数分。

陪臣の身であるわたしは将軍様に恋することなんて、許されないこと…

お食事をお持ちした際に、将軍様がたまたまわたしを気に入ってくれただけのこと。


「とも…」


唇が重なった。


わたしの読みを読み取ってくれたかのようなキス…

どうかどうかわたしを

その手でつかんでいて

あなたの愛を、感じたい。


あなたにキズつけられたこの心は

あなたを見て また癒える

欲望?

ううん…

無意識にあなたを求めてる


今宵もあなたを…


「…将軍様…?」


…?

マサヒロ様のお部屋に向かうと

姿がない…


「マサ、ヒロ…様?」


どこ?

マサヒロ様のお部屋を抜け出し、

広い広い中庭へ…


「…とも?何してる?」


あ…

その顔を見ただけで、

顔がほころぶ。


「…どうした?部屋で待っていろって…」


言葉を最後まで聞く前にわたしはマサヒロ様に唇を重ねた。


「…とも?」


わたしはいつの間にか涙が流れていた


「もう、逢えなくなるかと…」

「そんなことあるか…ちょっと厠に行ってきただけだ…。」

「…」

「もう、泣くなって…」


マサヒロ様は、わたしに唇を重ねた。

マサヒロ様というクスリでわたしのキズは癒される


「外だけど、いいのか?」


マサヒロ様の問いかけにわたしはコクンと頷いた

どこでシようがわたしは気持ちいいから…


「…濡れてる。」


マサヒロ様はいつもように

着物のシタでわたしの状態を確認した。

でも、わたしにその声は届いていない。


「お前はホントに感じるのが早いな…」


逢う前から頭は、マサヒロ様でいっぱいだから…

でも、もしも、明日もあの戸を開けて居なかったら…

考えるだけで、震える…


「とも、俺も早いかったみたいだ…」

マサヒロ様はそういうと、わたしの腰を浮かせた。

今宵もあなたの血に溺れて染まらせて…


「今宵も良い時間をありがとう…」


マサヒロ様はわたしに唇を重ねた


夢にまで見るあなたとの日々…

どうかどうか覚めないで…

一秒ごとに違う景色が目の前に見える

その景色からわたしを見失わないで…

あなたのその手で

愛で…

つかんでいて…


「とも、愛してる…」


今宵もあなたの血に溺れにそまりに行きます。

…END

あとがきは
1582より2013年5月12日へ
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