MAKE U WET〜Chapter2〜

□Dr攻R
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「1/11in2013,Dr*YP」

Dr×YP

Dr,said...











―♪―♪


『はい?』

「山下か?」


俺、松岡は後輩である山下へ電話をかけた。

会いたくて、声が聞きたくて…


「今、何してんだ?時間あるなら〇〇店に来ないか?」

『あ、はい!あ、でも今仕事中で…あと2、3時間以上かかりそうなんですけど、大丈夫ですか?』


時計を見ると“22:00”を過ぎていた。


「そうか、お疲れ!明日の仕事は?」

『昼からです。なので、この仕事終わってからすぐ向かいます。待っててもらっても良いですか?』

「もちろん。来るまで待ってる、頑張れよ!」


山下は丁寧に電話を切った。


はぁ〜〜〜〜〜〜〜〜











って、何溜め息ついてんだよっ

山下に電話するときはやっぱり気を張らなければ落ち着かない

いつからだ…?

こんなに、お前の事考えるようになったのは…。
気になるようになったのは…。

好きだと気づいたのは…。

まさか自分が野郎を?

しかも後輩で…。

あいつの仕事を語る姿が後輩ながらすげーって、かっこいいと不覚にも思ったことからの始まりだった。

仕事で同じ局にいないかと何かと“山下智久”の名前を探す日々…。

でも、言えるわけがない。

だから
 

だからせめて、お前の前ではかっこいい先輩でいさせてくれ。












――――――
―――――
――――
―――
――


「…くん、か…く、ま…おかく…」


へ…?


「松岡くん!」

「あ…。やまし…た」


…寝ていたようだ。


「携帯も何度もかけたんですけど、繋がらないし…ビビりましたよー」


そこには焦り気味の山下がいた


「わりぃ」


履歴を見ると10件以上、山下智久…


「うわぁ…マジでわりぃ!!!!」

「…(笑)お疲れ様です。」


にこっと笑顔が返ってきた


「お前は、ホンっトに綺麗な顔しやがって…。」

「え?」

「あ、いや」


あぶないあぶない。

手が、山下の手を触ろうとしていた。←


それより


「荷物多くね?」


仕事帰りにしては大荷物…?


「あ、一回家に帰ってたんすよね。電話も少し遅れます。って内容だったんです。」

「家に?」

「お誕生日おめでとうございます」


結構、重い大きい箱を渡された


「え…え…?」

「1月…終わろうとしてるのに、ごめんなさい。渡しそびれてて…。」


…覚えててくれてた?


それが嬉しくて…思わず、


「ま、松岡く…ん?」


山下を抱きしめた


「さんきゅー!!!!やっぱりお前、かっこいいわ!大好きだ!!!!!!」


軽い言葉で山下を困らせまいと…


「あ、はい。…?」


今はそれで良い。

いつかちゃんとした言葉で、気持ちで想いをつたえるからな。


―END


あとがきは
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