MAKE U WET〜Chapter2〜
□Vo総受
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『我慢』
Dr×Vo
Vo,said…
「ま、ぼ…」
〜ジリリ
-ハッ…朝?
ある日久しぶりの夢はマボに抱かれる夢…
…まぁ、最近はお互い忙しかったしな。
夢見たってことは、そろそろ我慢の限界なのかな?
"お互いの我慢が限界になるまで、我慢しような"
と、約束するも先に限界になるのはいつも俺なんだ…
その日はフジテレビの収録だから、全員が集まる日。
おとなーしくマボが来るのを待った、
「長瀬、どうしたんや?」
リーダーに声かけられるも、
「なんでも無いっす。」
「長瀬、ひでぇ顔だな」
山口くんに声かけられるも、
「生まれつきっす」
「長瀬♪おはよー」
太一くんから声かけられるも、
「おはようございます」
マボを待った。
そして、
「ちーっす」
マボが来た!
-ガタっ
俺はすぐさまマボのところへ…
「ま…」
「松岡さん!」
-コケ
スタッフさんに呼ばれ、行ってしまった。
…もう。
結局、収録が終わっても話しかけるどころが近くにさえ行けなかった。
…なんで…
だから、もう強引に次の現場に行こうとするマボの腕を引っ張った。
「え…ちょ、長瀬?」
俺は何も言わず、トイレの個室に押し込んだ。
「え?何?なんだよ?」
「…もう、俺、ダメ。限界。なんとかして」
俺はマボを便器の上に座らせ、抱きついた。
「は?お前、それ今言うなって…俺仕事なんだよ!」
マボは俺の手を振りほどこうとしたが俺は逆に力を入れた。
「おい、長瀬ー離せよー」
「やだ、」
するとマボは一息ついて、
「…キス出来ねーだろ?」
-ピクっ
俺の耳元で囁いた。
「え…!!」
俺はマボを離した。
そして、今度はマボは逆に俺を便器の上に座らせた。
「長瀬…」
マボは俺に深いキスを落とした。
「ん…」
それは、思ったより深かった。
「ン…ま、ぼぉ…」
俺はマボ胸板を叩いた。
「…あ、…んだよ。誘ってきたのお前だろ?」
え?
「…俺だって限界だったんだよ。」
「マジ…?」
「嘘つかねーよ。…その、さみしい想いさせて、ごめん。」
また再度キスを落とした。
俺は精一杯応えた。
そして…
-え?
マボの右手が俺のベルトを左手が俺のTシャツに手をかけた。
そしてマボは俺から口を離し、
「…イイ?」
と、囁いた
コクンと頷くと、マボの手が早まった。
俺のいろんな突起物にマボの指が当たる度声が出る。
場所が場所だから、力んでしまう。
「ま、ぼ。」
「ん?」
「 イ カ セ テ … 」
マボは返事をする代わりに、俺の口にハンカチを詰め込み、最後の仕上げに取りかかった。
「んんんっ」
ハンカチのおかげで声は消音ですんだ。
そして、
「あーもー次の仕事、遅刻じゃん」
冷静なったマボは急いで俺に服を着せた。
「…ごめん。マボ…」
「いーよ。別に。満足したろ?」
俺を見て、ニヤとした。
「うん…!」
「…よーし。じゃあ、お前も次の仕事行け!」
とトイレの外に強引に俺を出した。
そして通路に出て、マボを見送る。
「いってらっしゃい。マボ」
「おう。またな。」
「…うん。またやろーね」
「…おま、バカ!!」
また…ね
俺のわがまま聞いてくれる人は、マボしかいないよ…
マボ、大好き。
―END
あとがきは
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