MAKE U WET〜Chapter2〜
□漫画組
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「言えない言葉...前編」
K×A
Asaid...
「…なぁ、俺の事…抱いてみねぇ?」
俺達の関係は、
何年か前に言った俺…赤西の言葉から始まった
「…はぁ?」
そのときの亀梨の反応はかなりひきつっていた。
「声の相性はバッチリじゃん?俺ら。…他の相性はどうなのかな?って」
「…いいよ?」
亀梨がときどき見せる余裕の表情…
俺は嫌いではない
ゾクゾクした
別にこのときは亀梨じゃなくても誰でも良かった。
俺を満たしてくれれば。
でも今考えたら亀梨じゃなきゃダメだったんだ…
あれから何年経ったかな?
俺達の関係は続いていた。
その日亀梨は俺の家に来ていた。
俺はオフだが亀梨はこのあと仕事らしい。
―ギシッ
「っか…め、…ん」
二人でベッドにリズムを刻む
「あかに、し…?苦しい?」
最近ハーモニーが崩れかけている
「…。いや、大丈夫」
「…じゃあ、イッて?」
「う…んんーー」
―――――――
―――――
―――
―
最近満足ができない。
満たせれてないわけじゃ無いのに…。
理由はなんとなく分かっている。
隠し事してるから…亀梨に。
嘘つけねーな。俺…
無意識だけど亀梨に読み取られてる。
「最近、調子悪いの?」
行為が終わると亀梨は服を着て、ベッドの上でぼーっとしている俺の隣に座った
「…別に。」
誤魔化そうと亀梨に背を向けた
「…赤西さ、どこ行こうとしてんの?」
…へ?
亀梨は俺の背中から抱きついてきてそう言った。
「どこって…」
上手く言い訳が見つからなかった。
「隠し事あるかないかなんてわかるよ。なんとなくだけどね。何?また留学?前の半年は待てたから、次は思い切って1年でも、2年でも行ってきたら?(笑)」
亀梨の声が少し震えていた
しかしホントにカンが強いな。亀梨は…
「戻ってこないつもり。」
俺は何の説明もせず、その一言だけを亀梨に伝えた
「そう…なんだ。へぇ」
背中から亀梨が離れた
このとき俺も何かが切れた
「亀梨…っ、俺」
ぐるっと亀梨の方を向いて俺は伝えようとした。
あの言葉を…
しかし振り向いた瞬間、
―ドサッ
…へ?
ベッドに押し倒された
「…んだょ。さっきヤッたじゃん」
亀梨の方に視線を向けると俺の方に生暖かいものが落ちてきた
「すん…な、よ…。一人にすんなよ!」
え…?涙?
―後編へ続く―