MAKE U WET〜Chapter2〜

□T総攻
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「あなたが好きです。T-Tver.」

T×-T

-Tsaid...








―…お前は誰を見てんだ?…










きっと…二人でやってるラジオの時だけがコイツの目は俺だけに向けられている


「じゅんの〜」


ラジオ収録の前にソファで寝ているコイツ…田口にときどき、俺…田中は隣に座り甘えてみる

…!ときどきだよ?ときどき!////


「…んだょ。眠いんだって」


ダルそうに起きる田口

それでもね、田口は起きてくれるんだ

「で、どうしたの?」

「相手して」

田口の腰に抱きついた

「…なんの?」

その言葉に顔だけを田口の顔に向けるとニヤニヤしている

「焦らすなよ」

「ヤーダ。…聖の泣く顔みたくないもん」

俺の腕を外しながらそう言った

いつもそうだ。


だったら…


「だったら、思わせ振りな顔とか行動とかすんなよ。」


やっぱり俺は…お前のこと…


「聖…?」


「お前は誰を見てんだよ…。俺はお前しか見てねーよ?」



言葉が止まらない


田口は“またか…。”と俺から目をそらせ、困った顔をしている


そう、俺以外にも田口をこういう目で見ているやつがいる。

言い換えれば、田口を好きなやつはたくさんいる

でも田口は…
誰も選ばない


「…きな…ンだ。」


やべ。
やっぱり涙が出た


「聖…。」

「好きなんだよぉ。」



「ありがとう」


そんなんじゃ、ヤダ。


「俺だけ見て…。」


そう俺が言うと


…ン


キス…された


でも本物じゃない


「泣かないで」


そう言いながら俺の涙を拭う田口


「じ…じゅ、じゅん…の…」


俺はまた田口の腰に抱きつく


「ダーメ。」


やっぱり田口は俺の腕を外しながらそう言った


いつになったら、俺だけ見てくれる?


「ごめんな…。」


俺の心を読み取ったように再度してくれたキス


おれはまた涙が出た。



あ、ラジオはいつも通りに出来たから!ぇ



_END_

あとがきは
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