MAKE U WET〜Chapter2〜
□報道組
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「地元タコヤキ」
NS×SG
SGsaid...
加藤です
突然ですが、ピンチ
楽屋で錦戸くんと二人きり
気まずいに決まってる
俺と錦戸くん以外のメンバーは仕事中。
俺と錦戸は待機中
よりによって錦戸くんって…
ここは普通小山だろ!?
さっきから錦戸くん雑誌読んでて何も話さないし、…ていうか、話さなくていいのか。
俺も何か読もう
と、席を離れようとした
―ガタン
え?
錦戸くんは急に立ち上がった
―ゴクンッ
俺何かした?
「なぁ、シゲ」
―ゴクン
「は…はい?」
「今日何か一緒に食べへん?」
ふ、二人っきりでですかー!?
「は、はぁ。でも珍しいっすね。錦戸くんから誘ってくるなんて」
「まぁ、な。たまには良いなぁ思て」
…
錦戸くんがはにかむ
「いいですよ。行きましょう。どこ行くんすか?」
「特別な場所」
ニヤリッと小悪魔笑顔な錦戸くん
…やっぱ失敗…?
仕事が終わった
錦戸くんに連れられやって来たとこは
「に、錦戸くん家ーーーーーーーーーーーーーー!?」
…良いのか?
入って
「おん♪始めてやったけか?」
「そうっす」
メンバーとはいえ、錦戸くんは先輩。
しかもこんなすごい人の家に?俺が?
「何やってんねん。はよ入れや」
「あ、はい。」
そして
リビングに案内してもらった
「ちょっとそこ座っとてな。」
と、俺は案内されたところに座った
そして錦戸くんはキッチンらしきところへ
「…もしかして、錦戸くんが作るんすか?」
「あー。まぁ、そうなるなぁ。」
…そうなる?
数分後。
材料と機械を持って、錦戸くんがリビングに来た
…それって
「たこ焼き!?」
「おん♪雑誌読んでたら急に食べたなって…」
また錦戸くんは、はにかむ
あ…!
たこ焼き…俺…
「あぁ。だから俺なんだ!」
何故、俺なのかがわかった
「そう。シゲも大阪やしな」
と、いいながらたこ焼きのタネを機械に流し込む
「たまには地元トークしたいやん。あいつら(∞)とじゃ、新鮮味がないねん」
なるほどね。
「ほら、シゲもひっくり返せや」
「う、うん」
そして
「「いただきまーす」」
数分後、出来上がったたこ焼きに食らいつく俺と錦戸くん
「なぁ、シゲ?」
「はい?」
「楽しいな」
そのときの錦戸くんは
はにかむでもなく、
小悪魔笑顔でもなく、
ニカッとした少年の笑顔だった
気まずいと思ってた先輩と二人でたこ焼き
こういうのも
悪くない…!
_END_
あとがきは
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