MAKE U WET〜Chapter2〜

□無限組
2ページ/2ページ








「味」

紫×黒

黒said...








「なぁヒナー」

「なんやー?」





























「キスの味ってどんな味なんやろなー?」





















ラジオの待ち時間中、フと思った俺…横山は同じくラジオの待ち時間中のヒナ…村上に聞いてみた

「何言うてんねん」


ソファーに寝転がって雑誌を読んでいたヒナはこっちを見ようともしずに

即答した


「いろいろ言うやん?甘酸っぱいとか生臭いとか…って、ベタやな(笑)」

「そうやなー。ベタやなー」

Σそっちかいな

あかんあかんツッコんでまった

「“そっちかいな”ってツッコんでこいや!」

雑誌から一瞬目を離し、こっちを見てまたも即答だった。

…なんやねん


ていうか、

「話変えようとしとらん?」

ヒナは話を変えようとしている
そう思った

「せやで」

これも即答かい!

「ほな、話変えよか」

「キスの味なあ…」



「変えないんかいな」


…なんか今日、コイツおかしないか?



「そんなんなー








 
























してみれば分かるやん?」




…?!




ヒナは雑誌を閉じてソファーから降りてまっすぐにゆっくりと


俺に近づいてきた


ヒナが自分の顔を俺の顔と同じ位置に移動させたその時、何をされるのかがわかった



「て、ヒナー!ちょお、ちょお!待てって!!」


と訴えてもヒナの顔はどんどん近づいてくる


「ちょ、ちょお!ヒナー!!」


鼻と鼻が触れ合いそうな時やった




















「…プっ。アハハ!どーゆー顔してんねん(笑)」

…笑いだした

「は?」

「するわけないやろ。アホぅ」



…ハッタリ?



……



「ヒナー!!」



「まぁ、さっきのヨコの顔傑作やわ(笑)」


今度はニヤリとする


「うっさいんじゃ!ボケぇ!!」























本当は

そんなあなたが好き

だということは


黙っておこう…




_END_

あとがきは
1582より2010年10月18日へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ