MAKE U WET〜Chapter2〜
□赤R集
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「9/22in2012,黒赤」
黒×赤
赤said...
…夢を見た
―ハッ
でも、起きた瞬間忘れてもうた
「すばる?おはよぉ。どないしてん」
…!
「よ…こ…?」
…そか。一緒に居てくれたんやっけ。
今日のために昨日…俺、渋谷がわがままを言って一緒に寝てくれた、よここと横山。
「…なんでもないねん」
隣にいる彼に安心し、ニッと笑ってた。
「そか。…あ、夜中にも言ったけど、誕生日おめでとうな」
それに対し、よこもニッと笑ってくれる。
「ありがとぉー」
よこの腰に抱きつきながら言った。
「すばる、離れなさい」
よこは俺から目をそらした
「なんでぇ?」
俺はよこを見ながらグッと手や腕に力をいれた。
「…キス、してえーの?」
よこは腰から俺を剥がし、顔真っ赤にして言うた。
「えーよ♪誕生日やもん。よこにしてほしい」
「お前は…、俺がどんだけ歯止めかけてるかわかってへんやろ」
“もぉ…”と、言いながらもよこはキスをしてくれる。
それは、いつも…優しくて。
こいつを好きになって…、こいつに好きになられて…、良かった。と…
思う瞬間。
「よこー。」
「ん?」
「すきー」
俺は多分、にたーってしてたと思う。
「…///////」
よこの顔が真っ赤になっていくのが分かる。
そして、俺はまた、よこの腰に抱きつく。
「ちょ…すばっ」
「よこー。俺な、さっき…夢見たー」
よこの声をかき消すかのように俺は話を進める。
「どんな?」
よこは慌ててた声からいつもの優しい声で聞いてきた。
「忘れてん」
「なんやそれ」
ぷっと笑い出すよこ。
「なんか、でもふわふわしてた。よこと一緒にな、ずっと一緒にな、笑ってんねん。」
俺は、よこの腰にうずくまりながら、多分ニヤニヤしてた。
「そか。幸せな夢やったんやな。」
よこは俺の頭を撫でながらそう言った。
「ぉん」
俺はよこの顔をパッと見あげてニッとした。
「で、今日どこ行く?」
「カラオケとか?」
「なんでやねん。お前とだけは行きたない!」
速攻のノリツッコミ。
ヒナやないんやから(笑)
「ん〜。じゃあ…」
と…俺が考えていると、
「お、俺ん家…来るか?」
この数分で何回、顔…赤なるんやっていうくらいのスピードでまた顔を赤くしながら、よこはそう言った。
「ぉん♪行く!」
ずっと、ずっと…俺の横におってな。
“よこ”だけにな(笑)
_END_
あとがきは
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