短編小説

□結婚式
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これは、ガラシャと司馬懿の声優さん、鹿野潤さんと滝下毅さんが10月31日にご結婚されたということで書きました。
ので、下積みの出会いや付き合いプロポーズは皆様にご想像におまかせします。

                 時雨



司馬懿は迷っていた。


例の如く、社長室の扉を開けることに。


今回、その扉を開けなければならない理由が理由だったからだ。


結婚


24歳の司馬懿の頭から完璧に消し去っていた言葉を、報告しなければいけないのだ。ぶっちゃけると嫌だ。


しかし、しなくてはいけない。めっちゃ気まづい。


コンコン


「司馬仲達です。」


「入れ」


低い声が扉の向こう側から聞こえる。


ガチャ


中に入ると、運がいいのか悪いのか主人父子がいた。


「わ、私事で1つご報告が・・・・」


クスッと笑う声が聞こえる。ちょっとイラつく。


「私事?お前がか・・・・・?」


曹丕が笑みを浮かべる。


(お前は人をなんだと思ってるんだ!)


すっごく殴りたい。


「待て。で、司馬懿報告とは?」


夏侯惇の声が響く。


司馬懿が重い口を開いた。






「ププププププププププハッ、アハハハハハハハハハハ」


気まづい雰囲気から一転、その部屋は笑いでいっぱいにだった。


「わ、私を笑わせるな、アハハハハハハハ」


「し、子桓、そ、そういうではな、ハハハハハハハハハ」



バンバンと机などを叩きながら言う。


「も、孟徳、お、おちつ、けプププププ」


「か、夏侯と、惇、お・・・お前こそアハハハハハ」


「あ、やばっ、ふ、腹筋が・・し、死ぬ、ハハハハハ」


そのまま死ね。


「はぁはぁはぁ、あ、ついに仲達もロリコン、アハハハハハハ」




上司じゃなかったら殺していた。
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