短編小説

□お茶のお味
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夏侯惇は給湯室に入った。



なぜなら、社長こと曹操に「茶っ」と言われてからである。



「何で俺が・・・・」



絶対にそこらへんで働いている社員よりは働いているはずだ。


重い気持ちで給湯室に入った。


「おや、 眼将軍」



そこには、紅茶のティーパックを持っている周瑜がいた。



「何でお前が・・・」



「私的には、あなたがここにいる方が不思議ですよ」



「俺は、孟徳にコーヒーを持ってくるように言われた」



「コーヒーよりも紅茶の方がいいですよ」



そう言うと、夏侯惇の持っていたポットを奪い取った。



「あの人、甘党でしょ。それにいい葉が手に入りましたし、ここは硬水ですから」



はっきり言ってチンプンカンプンである。



「お茶を入れる温度は沸騰させないこと」



沸騰寸前のやかんを手に取り、慣れた手つきでポットにお湯を注ぐ。



「こうすることによって香りを失わず、おいしい紅茶がいただけます」



ティーカップにゆっくりと注いでいく。
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