長編小説

□第四幕
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人気ビジュアル系バンド“BAKAME”のリーダー司馬懿はなぜか社長の命令で、社長の息子を起こしに行くはめになった。


(あー、いやだいやだ。なんで、せっかくの仕事の主旨が変わってくれたおかげで会う回数が減ったというのに、何で会わなきゃいけないのだ)


司馬懿の前に開けたくない扉がある。


司馬懿は後ろを見た。


廊下を少しいった所に階段がある。階段を下りればちょーーーーーーと走ると玄関だ。


足に自信があるわけではないが、これなら何があっても逃げ出せるであろう。


ツバを飲み込む。


コンコン


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・返答なし。


(くっそ―――――――――、頼む。頼むから起きてくれ。低血圧を起こすのは嫌いなんだっ、頼む―――――)


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・返答なし。


ガクッ        (ちゅ〜たつノテンションハ50サガッタ↓)


ドアノブに手をかける。(ちゅ〜たつハ勇気ヲ振リシボッタ)


ガチャ        (魔ノ扉ガ開イタ)
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