長編小説
□第二幕
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「さて、ありがとうございました。次は“乱愛”の皆様です!!」
森田さんが元気良くいう。
「「「「はい、こんにちは」」」」
そう言ったのは乱愛のメンバーの四人。
二大リーダーの甄姫と月英、尚香と星彩だ。
「そういえば、乱愛の皆さんってリーダーが二人いるんですけど・・・疑問に思わないんですか?」
「あっ、それは・・・・」
月英が訳を話そうとしたとき、
「甄姫さんと月英さんの仲がすっっっごく悪いからです」
ズバッと星彩が月英の言葉を遮って言った。
気のせいか、二人の血管が浮きでていて、顔が若干・・・かなり引きつっている。
「えっ、そうなんですか?」
KYなアナウンサーが二人に聞いた。