文
□B
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及川は啓太を大事にしている。だが本人に真相を問いただすことが一番の近道だとも知っている。
しかし啓太を傷付けることはしたくないと考え、その近道を敬遠した。
保田は十分制裁した。どうせ三日後に証拠なんて無いと泣き付かれるのがオチと確信している。だからこそあんな無理難題を吹っ掛けたのだ。
そこにこそ及川の落ち目はあった。
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