お隣さんシリーズ
□夕飯のお約束。
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雅治さんが引っ越してこられて早2週間。
彼との接触はどうやら行動時間が少しずつ合わないようで、あれからあまり話していません。あってもすれ違った時の挨拶くらい。
大体のお互いの行動と言えば、やはり私達はお互い学校も部活も違う学生の身であることから、朝は雅治さんが必ず先に家を出ていて私はその20分後くらいの出発です。
帰りは私が生徒会の仕事をしているのが理由なのか雅治さんの方が早い帰りでした。
そんな生活ペースのズレの所為で会えていなかったのですが・・・。
「おはようございます。それにお久しぶりですね。
いつもより少し遅い様ですが・・・どうかなさったんですか?」
「・・・はよ」
「・・・聞いていらっしゃいます?」
「・・・・・・おん・・・おれ朝弱いんじゃ・・・。・・・で、ねぼーした・・・。」
「・・・・・・ねぼー?・・・寝坊!?雅治さんの部活厳しいと仰っていたではないですか!?」
「・・・おー・・・副部長のビンタ痛いんよ・・・」
「、平手打ちですか・・・!?」
「まーのー。平手打ちっちゅーより裏拳やけどな。」
「・・・何時からです?」
「・・・あ?」
「部活です。部活の朝練の事ですよ」
「7時じゃけど」
「・・・どうやっても間に合いませんね・・・今7時半なりましたよ?」
「ん。もうあきらめたんじゃー」
「あきらめたんじゃーじゃ無いでしょうが」
「じゃってー・・・こわいから今日がっこさぼるぅー」
眠いのか何処かいつもと違うとろんとした目でだらしなく立っている彼に溜息。
というか、もしそんなに厳しい部活ならさぼったりしたら更に厳しい制裁があると思うのは私だけでしょうか・・・?
「・・・・・・仕方のない方ですね・・・」
「・・・・・・う?」
「副部長さんの名前は?あと電話番号も教えていただきたいです。」
「・・・なんで?」
「いいから早く言って下さい」
「・・・さなだぁー」
「真田さんですか・・・、・・・ちょっと待って下さい。まさかとは思いますが真田弦一郎ですか?」
「・・・ん?しっとるん?」
「友人です。たまに暇な時打ったりもしてるんですよ。
・・・厳しい副部長が弦さんなら話は早いですね・・・。私が連絡しておくので行って下さい。説教されないようにしておきます。」
「ほんまー?(コテン」
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・。
「(・・・ああなんでしょうかこの小動物みたいな子。何故か母性本能が・・・!)」
「・・・・・・なまえー?」
「(何なんですこの子首傾げるとか確信犯ですかというか最初引っ越してきた時とギャップが激しすぎるんですが!)」
「・・・・・・・・・なまえ・・・?」
「(江口さん(※江口さん…才色兼備だが腐女子でオタクの生徒会副会長)が言っていた萌えと言う物ですか?!)」
「・・・・・・・・・・・・なまえのばかぁぁああ!」
「はい!?なんですか!?」
「・・・話聞いとらんやった・・・(ムス」
「(ああ江口さん私は確信しました。これ、私萌えてます。)
ごめんなさい雅治君。今から真田君に連絡しておくのでとりあえず学校に向かっていただけますか?」
「・・・なまえは?」
「え?普通に学校ですよ?」
「何時くらいに帰る?」
「生徒会の仕事もありますので・・・19時くらいです。」
「・・・・・・・・・(ジー」
「・・・・・・えっと・・・どうかなさいました?」
「いっしょ夕ご飯食べたい」
「はい?」
「じゃからー、なまえの作ったご飯いっしょに食べたか。」
「・・・え?私そんなに料理上手くもありませんよ?」
「なまえの作ったもんは絶対うまいぜよ!」
「・・・有り難う御座います。・・・分かりました。夕食は2人分作って待っておきます」
「おん!」
(・・・あ、もしもし。弦さんですか?はい、なまえです。其方のテニス部に仁王雅治君という方が在籍しておりますよね。・・・はい、その仁王くんです。それで今日少し私が呼び止めてしまいまして・・・はい、今其方に向かっています。申し訳ありません・・・あの、その時聞いたのですがどうやら立海は随分厳しいそうで・・・はい、彼が遅れたのは私が原因ですので見逃して頂けませんか?・・・そうですか、有り難う御座います。以後、気を付けますので。・・・ええ、また時間のある時にでも打ち合いましょう。それでは、朝練が合っているのでしょう?こんな時間に申し訳ありません。では、)
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早速なまえと
仁王君のキャラが
随分崩壊しましたNE!←
この後はもっとでれでれ
にしていく予定です。
そして更新が遅くて
申し訳ないです・・・。