盲目越前双子兄
□本日の部活終了後
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マネージャーになってから約2時間。今日のテニス部の活動が終了した。自分のやった事と言えばドリンク作りに溜まっていた使ったままのタオルなどの洗濯、スコアの記憶(文字を書く事が苦手と言ったら覚えるだけで良いと言われた。後でその結果を言いさえすれば代わりに記録してくれるらしい)、球出しなど。多すぎて疲れた。今日は出なかったが、怪我人が出た時にはその処置もしなければならないそうだ。
マネージャー業は大抵こんなモノらしい。
「・・・・・・疲れたっすわ」
「おつかれー」
「うっざいすわ忍足さん。てかタメでいいっすか。メンドいし。遠山もタメで言いよるしええよな」
「・・・普通疑問形で聞くやろ。というか敬語は使いなさい」
「は?じゃあ遠山どうなるんすか。例外ッスか、差別ッスか、特別扱いッスか!?」
「あああああなんやこいつ面倒くさい!何でいきなり性格面倒になるん!?さっきまで普通やったやんけ!」
「あーあーきこえないーー」
「うっざ!なんなんやこいつぅぅうううっ!!」
「越前なまえすわ」
「しっとるわ!」
グダグダなやりとりを繰り返していると後ろから白石さんが出てきた。軽くニヤニヤ笑いながら。きもい。
「・・・自分ホンマにいきなり性格変わったなぁ・・・。財前に負けず劣らずな毒舌さやで」
「で、なんか用スか。性格に関してはこっちが素ですけど」
「・・・や、謙也が遊ばれとるからからかってやろ思て来たんやけど。・・・あ、それとどやった?初日のマネ業は?」
「むっちゃ疲れた。辞めてええ?」
「駄目や」
「敬語は?」
「まあええんちゃう?そこまでウチは厳しくしとらんし」
「了解や。んじゃお前の事謙也て呼ぶな。あ、白石さんは白石で。寧ろクララでどうや?」
「・・・まじでタメ使うんかい」
「当たり前やろ」
「クララはやめぇ」
けらけらと笑い、くぁ、と欠伸を1つこぼす。
やばいマジで疲れた。遠山と試合なんざ絶対もう二度とやるもんか。絶対拒否してやる。たぶん遠山は嫌だと言うだろうがそんなの知らない。
心の中で1つ決心。けど多分その内やる事になりそうな気がする。気がするだけだが。
「・・・だるいねむいきついつかれたかえりたい」
「今帰りよるやろ」
「うっさー」
「・・・・・・失礼なやっちゃなー」
まあええか、なんて呟く彼はもうやられキャラ決定で良いと思う。弄られるのまあいいかで済ますとは・・・。
そしてそれから偶然帰り道が途中まで一緒だった彼ら二人と帰り、別れ道で手を振って家に帰り着いた。
誰もいない部屋に電気を付ける。意味はないが大抵何時もする事だ。
「・・・・・・つかれた。・・・けど、」
すこし、楽しかったかもしれない。
心の中で呟いてほんの少しだけ、微笑んだ。
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途中で出た
だるいねむいきついつかれたかえりたい、
というのはよく
自分の呟く言葉。
家の中でも呟く←
そして大抵家族に
もう帰ってるだろ
と突っ込まれる(笑)
正直あまり今回のは
しっかり考えて
書いていません。
なのであまり出来が
良くなかったでs
書き直すかも知れない。
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