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動物とお話しちゃう系兄貴
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※独り言多い兄貴かわいい(サム視点/通常運転)

〜ボビーに届いたメール〜

To.Bobby

今日も兄貴は可愛かった。
僕が聞きこみしてる間、ノラ猫とケンカしてた。

「なんだよ、何メンチ切ってんだ」
「にゃー」
「いや、俺からじゃねえよ。お前からケンカ売ってきたんだよ、先に見てきたのはそっちだろ」

何か喋ってるんだよ…ネコ相手に。

そのまま、隠れて見てるとネコの両手を掴んで踊らせてみたり、

「ツイストツイスト!」

ひたすらシャドーボクシングさせたり、

「えぐるように…打つべし!そう、うまいぞ!!」
「にゃー」

ぐうかわ……僕の兄貴、ぎゃんかわ……
最後には和解したのか、にぼしを献上されてた

「それはお前のだろ。いいよ、お前食えよ」
「にゃにゃ」

そこで僕が出ていくと、猫は逃げて兄貴は素知らぬ顔してるんだよ。何してたの?って聞くと別にって言う。

その後、公園に行ったんだけど、ホットドッグの屋台が出てたんだよね。僕が飲み物を買いに離れたんだけど、戻ってきたらさ…兄貴が数羽のハトに囲まれてたわけ。

「何?メシが欲しいの?やらないぞ」

とか最初は言ってた。

「自然界は厳しいんだ。判るか、お前ら」

ハト相手に言い聞かせ、厳しい顔をする兄貴。
ハトも心なしかクルッポー言いながら頷いてた…

それを見て兄貴も頷くと、

「…………仕方ない、今回だけだぞ。でも肉はやらないからな」

言いながら、ホットドッグのパンをちょいちょい削ってくれてやってるんだよね…

僕の兄貴はひょっとしたらディズニーのヒロインなのかもしれないとこの瞬間思いましたね

そのうち、ハトが兄貴の腕やら足に乗っかって頭を擦りつけたりしてるわけですよ

「あはは、媚うってもダメだ。いいか、次からもうまくいくと思うんじゃないぞ」
「クルッポー」

とか言ってるんですよ。ハトの頭を撫でてやったりしながらね、慈愛の微笑みを浮かべてるんですよ…

僕の中で「兄貴はディズニーのヒロイン」説が確定した瞬間でした

もしくは女神さまか何か
兄貴が神々しすぎてヤバイ

それでいて、僕が戻ってきたら素知らぬフリをするんだよね。あれ、何でなんだろって考えたんだけど、ひょっとして……もしかしてだけど……


……

…………兄貴、動物と喋れる事を僕に隠してるんじゃないかなって思うんだよね。

神聖すぎるとは思っていたけど、やっぱり天使だったか…どこぞの守護(笑)天使とかは偽者だったんだよ!

僕の兄貴、マジ穢れなき乙女。
ユニコーン召喚できるんじゃないかな。

でもカグヤ姫みたいに、いつか天に帰っちゃったらどうしようって悩んでる。僕、どうしたらいいと思う?


〜メールを見て数秒後のボビーから電話を受けた兄貴〜

「え?何、ボビー?サムがヤバイって何?病院に見せるレベルって何で?ひょっとしてまた、ルシファーが何か…はぁ!?原因は俺!?何でだよ!!隙を見せるなって何だよ、怖いよ!!理由を説明してくれよ!」


※素でおしゃべりしてそう
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