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マネキンな人達
※マネキン嵐的な企画により、トリッキーさんと兄貴が内輪のファッションショーをしているようです
「どうも、存在が発禁というわけで実況と司会を務めるMr.セクスィーだよ。主旨としてはサムとキャスと三男君に衣装対決させて一番気にいったのを決めてもらうわけだけども…審査員はコチラ、ドン兄貴!」
「なにその辛口ファッションアドバイザーみたいな名前…俺が気に入ったらどうなんの?」
「気に入られたマネキンはディーンとデートできる事にしてあげるよ!」
「お前が決めんの?俺に得が無いじゃんか…」
〜一番手・アダム〜
「お〜、三男君はパンク系ファッションで決めてきたんだねぇ。フレキシブルタイプのクロスシャツはダブルカフスで、あちこちに十字架の装飾と安全ピンが付いています。シャツの上のネクタイと下に履いているハーフボンテージのパンツについた鎖がとてもパンキッシュ!でも三男君が着ると中二病っぽく見え…いや、とっても可愛いね!!さてどうしてこれをチョイスしたのかな?」
「濁した本音はちゃんと聞こえたぞ…あと名前で呼べ!えーと……ディーンが思ってるほど子供じゃないんだっていうのを知ってほしくてロックな感じにしました…」
「という事ですがドン、ご感想は?」
「うん、よく似合ってるぜアダム。かっこいいし、いいんじゃないか」
「ああー、ディーンの目…甥っ子を見る伯父ちゃんみたいな目をしてるー!!『こんなに立派になって…』って感じの雰囲気!なんともいえません、恋愛対象って感じの反応じゃない!勝負には勝てそうだけど試合で負ける感じ!」
「普通に褒めたのに何で不満げな顔してんだ、アダム…も、物も言わずにふらふら消えてった……」
〜二番手・キャス〜
「……洋服というのは難しいな……」
「キャスは茶色のライダースジャケットでシックな感じだー…っていうか、トレンチ以外も選べる事に驚き。ゴーグルを首にかける小物使いがイカしてるじゃないか。どうだい、審査員。新鮮な印象じゃない?」
「新鮮って言うか、なんかトレンチ以外をキャスが着るとコスプレに見えるんだよ…白衣のマッドサイエンティストとか似合いそうだよな」
「そもそもジミーというコスチュームを基に判断されても困る。君は本当の私を知らない」
「ディーンがGoサイン出したら本体で勝負する気満々!?」
〜三番手・サム〜
「うん…どうしてこうなったって聞いてもいいかい?」
「いつもはカジュアル系ばっかだからさ、今回は、ありのままの僕の魅力を兄貴に知らしめようと思って選んだよ!」
「だからってブーメランパンツのみでパーカー羽織ってフード被るっていうチョイス…水着グラビア?」
「ガイアが僕にもっと輝けと囁いたので」
「なんだか間接照明にこだわりそうなポーズを決めてますが審査員、いかがで…うわっ、ノックダウンしてる!どうやら、かなりの衝撃だったみたい」
「ガwwイwwwアwwwのwwww囁きwww囁かれてソレwww」
「お兄ちゃん、やめたげてよぉ!生温かい目で見てあげて!私がサムだったらもう息してないレベルの恥ずかしさ!!」
「僕の着こなしに兄貴が照れる程、喜んでる…なんだか世界が違って見えるって言うか…そこまで喜んでもらえると嬉しいよ、ディーン」
「とんだ勘違い!どうしたらここまでポジティブになれるのか教えてほしい!!」
「来いよ、兄貴。何処までもクレバーに抱きしめてやるよ!(ドヤァ…)」
「ねぇ、もしかしてメンナクとか読んだ?…ああっ、ディーンが呼吸困難になってる!」
〜審議〜
「……大丈夫?どうよ、誰が一番だったんだい」
「はー…笑い死ぬかと思った…いや、アダムもキャスもイケてたから迷うな」
「サムは既に省いているんだね…おや、アダムが何か用があるみたいだけど」
「サムとキャスにとられるくらいなら四番手の飛び入り参加を申請する」
「おい、これはどういう事だ?何で俺がコックの衣装なんか着なけりゃならんのだ」
「おっとー、ボビー・シンガーが何故かシェフになってとうじょ…」
「ボビー優勝」
「即決!?」
「俺が気にいったらデートなんだろ?コックさんが好きなだけ料理を作ってくれるなんて素敵なデートじゃん…これこそ、俺得」
「誰がお前に料理を作ると約束したと言うんだ、ばかもん」
「胃袋を掴むとは卑怯だ、ボビー・シンガー」
「ボビーはクラウリーとイチャついてればいいのに…」
「無理やり連れてこられただけなのに、恨みごとを言われてるのは何でだ!?」
※サムはバニーちゃんを思い浮かべていただきたい。