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子供と子供
「パンケーキ焼いてる最中に瞬間移動させられたと思ったら……クソ天使、なんだこれは」
「すまない、ボビー・シンガー。あなたならきっとこの事態を何とかしてくれると考えたんだ」
「聞いてよ、ボビー!ディーンが『サムよりキャスの方が役に立つな、余計な事しゃべんねぇし』って言ったんだ!そいつより僕が劣るとか許せないよ!!」
「ボビー、こいつ何とかしろよ!『兄貴は弱い。だから僕が守る』とか、またのたまいやがったんだ!俺を守るなんざ、五百年早いって言ってやってくれ!」
「あっ、そう!じゃあディーンは、ホントはカスティエルに守ってほしいとか思ってるんだ!?」
「お前よりは、マシだなとは思ってる!キャスなら俺を守ってくれるからな、完璧に!」
「何だとーっ!?」
「ディーンにそこまで信頼されていたとは知らなかった。二人に『隣人を愛せ』と言いたかったのにもう口出しできなくなってしまった……嬉しい」
「おい、喜ぶな。おそらく『盾的な意味で』守ってくれる、という意味だぞアレは。とにかくこいつらの夫婦喧嘩に俺を巻き込むんじゃないと何回言えば……時間が経てば元に戻るから、もう放っておけ!」
「そうか……わかった」
「「お前の父ちゃん、デーベソーッ!!」」
「忘れているようだから言うが、お前らの父親は同じ男だ!この馬鹿もんどもが!!」
「……(こうして見ていると子供が二人いるようだ)」
※「親と子供」のキャスver. お互い、兄の相手に対する言動を観察して「これは恋愛対象じゃないな、良かった……」と安心してればいい。