Treasure

□月と太陽(CD)
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「・・・ヘイ、キャス。」


「?ディーン、呼んだか」



たまたまディーンとサムの泊まっているモーテルの近くのベンチに座って星を眺めていた



天界を追放されても尚、輝く空に想いをはせていたとき



突然聞こえたハスキーボイス



いつもなら眠りにつくはずではないのかと尋ねたかったが


ゆっくり振り返ると同時に その小さな体が



キャスの大きな背中に縋り付くように張り付いた



心臓が跳ねたのを感じた



「・・何か、嫌な夢でも見ていたのか」
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