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□午後三時の攻防戦
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「……ディーン、またクリームがついた」
「ほら、調子づいた!こいつ、味を占めやがって!」

もう、本当に大混乱だった。キャスは何を思ったのか自分の指にわざわざクリームをつけてるし(遊びだと思ったのだろうか)サムはキャスの襟首を掴んで怒っているし(喧嘩を売りたい年頃なのだろうか)

とにかく俺は二人を何とかしようとして、サムの皿に残っていたフォークと、
俺のパフェのフォークの両方に、最後に食べようと残しておいたイチゴを一つずつ刺して、

「おい、こっち向け!」

二人の注目を集め、

「ほら、あーんしろ!」

反射的に開いた二つの口に、二つのフォークを突っ込んだ。
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