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ツンツンドライ兄貴
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※ベラ、けっこう好きだったんですよね/ネタ的に苦手な人もいるかもしれないです、すいません(発想元:比翼連理のだーりん)



〜ウエイトレスなベラちゃんとダイナーでバッタリ兄貴〜


ディーン「もしかしてお前副業でウエイトレスやってんの?」

ベラ「まぁね。後腐れ無くて良いのよ、コレ。良さそうなカモが来たら簡単にスレるし、面倒になったらサッと消える事も…ちょっとやめてよね、その説教したそうな顔。あたしに何か言える立場じゃないでしょ?」

ディーン「危険な目に遭ったりしたらどうすんだよ」

ベラ「…………別にあんたに関係ないし。あ、あんたも路銀稼ぎにちょっとやってみる?」

ディーン「ウエイトレスを!?」

ベラ「スカート履きたいなら別だけどウェイターでしょうよ、常識的に考えて」

ディーン「俺にスカート履かせようとする奴ばっか周りにいたからか、お前の反応が超新鮮に見える」

ベラ「どう反応したらいいの?ともかく、あたしがいつもやってる客への対応の仕方を簡単だけど教えてあげる」

〜10分後〜

ディーン「なぁ、客商売としてその対応で本当に合ってるのか?俺は不安でいっぱいなんだけど」

ベラ「あたしはいつもそうやれって言われてんのよ。あ、ちょうどサムが入ってきたから軽く相手してやれば」

サム「わぁ、どこ行ったかと思ったらどうしたの、兄貴!ウェイターさんだ!」

ディーン「いらっしゃいませとでも言うと思ったか?」

サム「やだなぁ、照れてんの?メニュー貸して」

ディーン「何で俺がお前の注文を聞かなきゃならないんだ?この駄犬が」

サム「!?」

ディーン「おい、誰の許可を得て俺を見てる?ほらよ水道水だ。床に置くから這いつくばって舐めろ変態。嬉しいだろ?」

サム「えっ、どうしたのディーン?」

ディーン「さんをつけろよデコ助野郎」

サム「ディーンさん!?」


〜バックヤード〜


ディーン「やっぱおかしいよ…客への対応じゃねぇもん。SMパブの女王様みたいだった。ホントにあんな事いつも言いながら接客してんの?」

ベラ「あら、M男には需要があんのよ。ツンドラっていうキャラらしくて、とことんあたしに詰られて罵倒されたいっていう固定客もけっこういるらしいけど」

ディーン「そりゃ、お前は女王様っぽいけどさ」

ベラ「あんたも捨てたもんじゃなかったわよ?ほら見なさいよ、サムの姿を。机に突っ伏してじたばた悶えながら鼻血出してんの。あんなに喜んでんのよ、あんたこれ本格的に副業でやったらどう?」

ディーン「あれ喜んでんの!?俺、血を出す程ショック受けて泣いちゃったと思ってすごく罪悪感感じてたんだけど!」

ベラ「血の海の中で確かに笑ってるじゃないの、あの顔。ほら、注文のオムライス出来たから持って行きなさい」

ディーン「何で表面に『失せろ』ってケチャップで文字書いてあんの、普通はハートとか書くんじゃないの!?コレ何なの!?絶対おかしいって!なんか日本のメイドキッサっていうので似たような光景があったけど何かが極端に間違ってるって言うか」

ベラ「つべこべ言わずに早く行け」

サム「あっ、料理出来た?」

ディーン「三回廻って『ディーン様、どうかご飯をください』って言えたらご褒美に踏んでやるよ」


※躊躇なく三回廻ったという。
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