My room

□依存
1ページ/1ページ

貴方がいないと
きっと息の仕方を
忘れてしまう位だろう

空気のように自然で
なくてはならない存在であるのだろう

私はきっとこれから先
貴方以上に
好きになれる人なんて
いないだろう

貴方がいるから
私は
呼吸をしている
立っている
喜んでいる
怒っている
泣いている
笑っている

当たり前の感情を
表に出すことができるのだろう

裏に秘めた感情も
貴方の為を思えば苦にはならないのだろう

貴方という存在が
この世から
消えてしまったことを
考えてみると
すぐに『死』という
言葉が私の脳裏を過るだろう

簡単に生を放棄してしまえるだろう

貴方が全ての始まりで
全ての終わりなのだろう

これを「依存」だと
周りの人はいうだろう

きっとそれは
真実なのであろう

だが
その根本にあるのは
貴方を好きで
仕方がないという
純粋な気持ち

それ故に
抱いてしまう
感情なのだろう


―人を好きになるのは…

大切だと思うのは悪いこと?

決して誰もそんなことは
言っていない

…だけど
何か大切なものを
忘れてはいない…?
 

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ