みたもの、このもの。
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ボク撲。
「ぼくはあなたが嫌いです」
と僕がいうと
「ぼくはあなたが嫌いです」
とあなたがいった
僕が歩いた道すじには
いつもまっかな足跡
僕が見上げた空には
ひとつ ふたつ みっつ
嫌なとこがみつかって
ひとつ ひとつ ひとつ
いいとこみつからない
だれか助けて大変です
そんな報告なんていらない
だから早く僕を呼んでよ
あなたなんかいらない
だからあなたがどうなろうと
かけつけるから
「ぼくはあなたが嫌いです」
僕はいった
「ぼくはあなたが嫌いです」
あなたはいった
僕が見上げた空には
いつもまっかな雲
僕が歩いた道すじには
いつか いつも または
きづいていたのかもしれない
いつも いつも いつか
血まみれになったぼくを
だれか助けて大変です
そんな報告なんていらない
血肉がとびちったって
骨がこなごなだって
あなたなんかしらない
だってぼくがどうなろうと
ひとりぽつんぽつん
歩いてる気がした
ぽつぽつたぷたぷ
まっかな水たまりを
「僕は僕が嫌いです」
とびちった血肉をたべたら
僕のにおいがした
こなごなになった骨をかんだら
僕の味がした
「ぼくはあなたが嫌いです」
と僕がいうと
「ぼくはあなたが嫌いです」
とぼくがいった
2010/09/02
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自分をきらいなのは
どこかで
自分をすきになりたいから？