11/28の日記

22:25
悲しみ
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「最近のTさんの事を知ってる人いる?」
そうメールが来たのは11月4日の事。
嫌な予感はした。

10月27日に会った事とゲームのログインが切れてる事を伝えると、「Tさんの携帯に連絡するとT父が出るから」と、連絡取った方が良いという意味の言葉が返ってきた。
いよいよ過労で倒れたんじゃないだろうなって思いながら電話をかけた。
電話に出たT父は、声がよく似ていた。

「Wさんから連絡がきて…」
そう伝えると状況を話してくれた。
11月2日に、職場の人との食事を終えて帰ろうとした時に倒れたと。
脳内出血をしていて、出血部が7cmあり、脳幹近くのため危険だ、と。

何を話したか、よく覚えてない。
普段のTさんの事を聞かれたと思う。


ちょっと忙しかったのと疲れてたので、気付いたら11月16日になっていた。
様子が気になって、電話しようか悩んで悩んで、結局しなかった。

11月18日朝、電話がかかってきた。
Tさんの携帯からだったからT父だと思って出たら、Oさんだった。
真剣な声で、「久し振り〜」なんて言ってられなかった。
「Tが息を引き取りました」
頭が真っ白になる言葉だった。
多分すごく落ち着いて応対したように聞こえてただろうけど、会話の半分も覚えてない。

11月21日、告別式。
妹さんに促されて触った顔は冷たくて、眠ってるみたいなのに起きないんだって思い知らされた。
そのまま斎場まで行かせてもらって、収骨もした。
妹さんが手洗いに行く間お骨を持ってたけど、ちーとどっちが重いだろうっていうくらいずっしりとしてた。


あれから1週間経つけど、まだ実感が薄い。
……違うか。
事実を直視できていない。
いないなんて嘘だと言ってほしい……。

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