輪廻の火
□光明
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初めての大きな魔法、火の精霊に多大な協力を願った魔法が通じなかったあの戦いから、シルヴィスはより一層の修行に励んでいた。
(“敵わない”じゃ、終われない…!)
だが、導いてくれる者もなく、知識を与えてくれる者もない今の状況では限界があった。
ソークにいる魔法の使い手達では、エルフィが既に教えた以上の事は知らなかった。
どころか、かなりの人数が敵刃に倒れ、他人に教える余裕などないに等しかった。
だがレシュカスは攻撃を止めた訳ではなく、小規模ではあったが戦闘は起きていた。
アジトの場所を特定する為に、近隣で“レジスタンス狩り”をしているのだという。
ソークとしては見過ごす事など出来る筈がなく、戦力の分散や低下は止めようもなかった。
そんな中、一筋の光明が射した。