ツナ受け
□アイス
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「はい♪こんにちは。綱吉君♪」
「何で骸がここにいるんだよ!?」
「クハッ!そんなの決まっているではありませんか!綱吉君がお困りになっている所に僕があり。ですよ!」
「……は?」
1体何を言いだすのかと思えば……
返された応えととっていいのか悪いのか分からないその発言に、オレは半ば呆れ状態になってしまった。
「…って、あ!そんな事より早くアイス買わなきゃ!!」
骸の発言のせいで、危うくアイスの存在を忘れるところだったじゃないか…!
急いでオレはアイスを手に、カウンターへと歩いていった。
「あの…骸」
帰り道、家まで送って行くって言って、ついてきた骸と一緒に、オレは家へと向かっていた。
「?。何です?綱吉君」
「これ」
ガサガサと、さっき買った袋の中から、オレは1つの棒付きチョコアイスを取出し、骸へと手渡した。
「…ぇ?」
「これ、あげるね。さっき選んでくれたお礼」
「いいんですか!?」
「だって、骸が言ってくれなきゃ、オレ今も迷ってたかもしれないもん」
別に嘘は言ってないよ。
あのままオレ1人で選んでたら本当にどうなってた事か…
オレは骸にアイスを手渡しながらそう思った。
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