ツナ受け
□イチャつき過ぎです!
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僕が声をかけた後、鳥が何かに気が付いたようなそぶりでこっちを見た。
……ん?少し待って下さい?「何か」に気が付いたようなそぶり?
………何か…とても嫌な返答が帰って来そうな気がして仕方がないのですが…
そんな事を思っていた矢先――
「あれ?君いたんだ。知らなかったよ」
「なっ…!!」
案の定僕の予感が的中しましたよ!!!
「この鳥がぁ!!さっきからずっと僕はここに居ました!!」
「うん。全く知らなかった」
「…!」
何です…僕はそこまで影が薄いとでも言いたいんですか?この鳥は!?
「!…そうだ、綱吉君は僕がいる事をちゃんと知っていてくれていましたよね!?」
僕は期待をむねに、綱吉君の方を見た。
……のですが…
「ごめん。言われて気付いた。ていうか、骸の存在を忘れてた」
「……!!!」
笑顔で綱吉君が僕にそう言いました。
というか…
「存在を忘れてたなんて…!綱吉君酷いです……」
「だってホントの事だし」
「ワォ。僕もそう思ってたよ」
「あ、ホントですかヒバリさん!」
「うん。僕達本当気が合うね」
…この状況…。僕はまた忘れられているんでしょうか……?
目の前では再び二人がイチャつき始めている。
クハッ!!これは僕に対するいじめですか!?
否、完全にいじめですよね!!?
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