ツナ受け
□狂わせたのは君
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翌日、僕は再び並盛へと向かった。
「いましたね…」
並盛中学から少し歩いた所で、綱吉君の姿と、あの男の姿を見つけました。
学校帰りなのでしょう。二人は制服のまま道を歩いていました。
まぁ、どうせあの男の事だから、綱吉君を家まで送る途中なのでしょう……。
「ムカつきますね…」
二人の後ろ姿に、僕は嫌悪感を込めてそう言い放った。
綱吉君の側にいるべき人物は、僕以外に在ってはならないのに…
「……1刻も速く、綱吉君を僕だけのものにしてしまわなくてはいけませんね…」
僕は、今すぐあの男から、綱吉君を永遠に引き離してしまいたい。という感情をこらえながら、二人の後を付けていった。
あの男が、僕の事に気が付くように…
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