ツナ受け
□そう。ソレは愛しすぎるが故
2ページ/3ページ
「そう…交渉決裂だね」
僕は隠し持っていた銃を綱吉クンの頭に突き付ける
「ッ!?」
「バイバイ♪」
綱吉クンが炎を灯すよりも早かったみたいだね
ズガァン!!!!と銃の引き金を僕が引いた音と同時に、綱吉クンが倒れていった。
僕は、ただその様子を見ていた。
ドサッ。と綱吉クンが床に倒れる音。
「あーあ。綱吉クンが悪いんだよ。僕が出した条件を大人しく受け入れないから。……でも…」
僕は、綱吉クンの傍にしゃがんでそっと頬を撫でる。
「後悔はしてないよ…」
綱吉クンの頭からはとめどなく流れる真っ赤な血液
その血液さえも、今は僕のモノ
そう思うと無意識に僕の口から笑みが零れた
「やっと…僕だけのモノになってくれた…」
君の全てが僕は好き
だから
君が僕のモノになってくれないんだったら
君が僕だけのモノにならないんだったら
殺しちゃった方がいいでしょ?
そうすれば
君は
永遠に僕だけのモノ
可愛いくて
愛らしくて
愛しい君
あぁ
やっと僕だけのモノに…
――そう。ソレは愛しすぎるが故――
→後書き