ツナ受け
□時が経っても...
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「ねぇ、ヒバリさん」
「何?」
「ヒバリさんは
何年経っても、オレを好きでいてくれますか?」
「は…?」
唐突に問われた内容に、僕は少し驚いてしまった。
どうしてそんな事を綱吉が言い出したのか、僕には解らなかったから。
「どうしたのさ、急にそんな事聞いてきて」
「……だって…」
綱吉は少し言葉を紡ぐ事を躊躇してるみたいに、目を伏せてさ迷わせている。
「未来の世界では…オレは……もう、……」
ヒバリさんの傍にはいられないかもしれないから
「…!?。…綱吉、自分が言ってる言葉の意味解ってるの!?」
僕は驚きのあまり、綱吉の両肩を掴んで無理矢理僕の方を向かせた。
「いられないかもしれない」その言葉の意味…それは、綱吉が未来では死んでいるかもしれない。と言う事を意味する言葉だったから…。
「ちゃんと解ってます!!でも、ヒバリさんに聞いて確かめておきたかったんです!」
顔を上げた綱吉の眼は、どこか悲しげで、それでいて、凛とした力強い眼をしていた。
僕は、その眼に少しの間見入ってしまった。
あぁ…。どうしてこの子は…こんなにも僕を魅了するんだろう…
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