ツナ受け
□スキンシップ注意報
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朝、オレはいつもと変わらぬ朝を向かえた…………筈だった。
「ぅ〜……ん…?」
オレがベッドから起き上がろうと、身体を起こそうとすると、…なぜだろう…身体を誰かに抱き締められている感覚。
それに、抱き締められて身体を動かせないせいで、はっきりとは解らないけど、頭の部分に、見覚えのある房みたいなシルエットが……
「…………」
いやいやまさかね。
うん。これはきっと夢なんだ。
横から「クフフ…おはようございます。綱吉君♪」
とかなんとか聞こえてくるけど、これも夢だし
そう思い(と言うか思い込ませ)、オレがもう一度寝直そうとすると…
「綱吉君、僕を夢の中の人物にするのは止めなさい!」
と、夢の中のナッポーさんがおっしゃいました。
「あーこれは夢、絶対夢!」
もうほとんどやけくそ自己暗示状態。
「…起きないと襲いますよ」
「起きた!!今しっかり起きましたッ!」
夢とかなんか言ってられなくなった。だって…
骸が、手をオレのパジャマのズボンの中に入れようとしてきてるんだから!!
「チッ…」
「…おい。お前今舌打ちしたろ…」
コイツマジで襲うつもりだったのか!!
「クッフーン、僕がそんな事するわけないじゃないですか」
「もう勝手に言っとけば。そしてこの手を退けろ」
一向に手を退ける気配が無い骸にオレは言う。
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