詩置き場
□“にチじョウ”
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──死を待つばかりの廃れた日々に
“サヨナラ”を告げる練習を──
羽ばたく翼はもぎ取られ
照らす光などとうにない
逃げるための術もなく
日常のようにただアナタに蝕(むしば)まれる──
“非日常な日常”。
“日常と化した非日常”。
別に、苦しみはない。
悲しみもない。
だって
全ては“ただの日常”にすぎないのだから
でもね。“日常”は、もうたくさん。
だから、ボクは
コノ空虚で廃れた“日常”に
“サヨナラ”を言う練習をする──
──非日常が日常の延長線ならば
日常は“サヨナラ”を告げる前の合図なのかもね───
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